はじめに
豊かになるためには、結局「稼ぐ力」が必要になります。
稼ぐ力は、ものすごく単純化すると 遺伝子(生まれつきの特性) と 運 の2軸で変わっていきます。
遺伝子は、同じ努力をしても「疲れ方」「伸び方」「得意不得意」に差を作ります。
運は、タイミングや出会い、仕事の波、市場の波など、環境側の当たり外れを作ります。
この記事ではまず遺伝子の話をします。
そのうえで、変えられない遺伝子を前提に「じゃあ、どうやって勝つのか?」を運の設計としてまとめます。
1. 遺伝子は「種族値」:変えられない初期設定
遺伝子はゲームで言うと種族値です。
基礎ステータスや得意不得意、疲れやすさ、回復の速さ、集中の持続、社交のしんどさ/楽しさなどに影響します。
ここで言いたいのは「優劣」ではなく、同じ時間・同じ気合いを入れても、消耗や伸びがズレるという事実です。たとえば同じ1時間でも、
- すっと理解して次に進める人
- 同じ内容で倍疲れてしまう人
がいます。これは気合いで埋まる部分もありますが、埋まらない部分もあります。
もう少し分かりやすく言うと、「勉強」でも科目相性があります。
たとえば 算数は得意だけど英語は苦手、あるいはその逆、というのはよくある話です。
これは種族値(先天的な特性)に由来するズレだと捉えると理解しやすいです。
ポケモンで言えば、素早さは高いが防御力が低い、みたいなものです。
どれだけ努力しても“配分のクセ”は残りやすい。だからこそ、得意を活かす設計や、苦手で消耗しすぎない設計が重要になります。
そして大事なのは、種族値は基本的に変えられないことです。
もちろん鍛え方や環境で「出力」は変わりますが、初期設定を別キャラにすることはできません。
では、どうやって勝つのか。
結論は 運 です。
2. 運は「ガチャ」:装備・仲間・タイミング
運は、ガチャみたいなものです。装備、仲間、ステージ(市場や環境)などが当たる/外れる。
- ガチャはたいてい外れで、たまに当たりが出る
- 小当たりもあれば、大当たりもある
- でも、どちらにしても回さないと始まらない
運の残酷なところは「待っていても基本来ない」ことです。
ガチャを回す行動(露出、挑戦、発信、出会い)をしない限り、当たりの母数が増えません。
そして、人生が変わるほどの当たりは「人(仲間)」から来ることが多いです。
良い上司、良い共同創業者、良い顧客、良い編集者、良い友人。こういう“仲間ガチャ”が当たると、装備やステージまで連鎖的に変わります。
親ガチャは「初期装備」になりやすい
たとえば親が裕福だと、金銭的な余裕だけでなく、裕福な考え方、教育機会、人脈、住環境などもセットで手に入りやすい。これは俗に言う「親ガチャ」です。
この場合、その人自身の種族値(遺伝子)というより、最初からガチャでSSR装備を引いていたことで、豊かさが作られるパターンがあります。
一方で、種族値が低かったり、先天的なガチャ(親ガチャ含む)がSSRではない場合は、待っていても状況は変わりにくいです。
だからこそ、自分で能動的にガチャを引きまくる必要が出てきます。
3. 運を設計する=ガチャの回し方を設計する
運はコントロールできません。でも、次の2つは設計できます。
- ガチャの回し方(回数、頻度、継続性)
- ガチャの種類(どのガチャに張るか)
ガチャには、少ないコストで引けるものもあれば、コストが高いものもあります。
- コストが高いガチャ:
事業、独立、転職、引っ越し、資格、学位など(当たれば大きいが、外れると重い) - コストが低いガチャ:
発信(ブログ・動画・SNS)、イベント参加、紹介依頼、作品公開、営業、面談など(外れても致命傷になりにくい)
大事なのは、「大当たりを狙う」ではなく、外れが前提のゲームを、倒れずに回し続けることです。
4. ガチャのポートフォリオを作る(100の中身を決める)
運を設計するとは、言い換えると「ガチャのポートフォリオ」を作ることです。
あなたの時間・体力・お金・気力をぜんぶ合わせて100だとすると、その100の中で、何のガチャを回していくか。これが人生の戦略になります。
たとえば、こんな分類にすると分かりやすいです。
- 仲間ガチャ:コミュニティ、交流会、会食、共同プロジェクト、紹介、メンタリング
- 装備ガチャ:ブログ、YouTube、制作物、スキル習得、ポートフォリオ、実績づくり
- ステージガチャ:市場選び、職種選び、チーム選び、住む場所、業界の波に乗る
- 高コストガチャ:事業、独立、大きな投資(当たりのリターンは大きいが、頻繁には回せない)
「全部やる」ではなく、どれを主戦場にして、どれを補助輪にするかを決めます。
5. 継続できる形に組む(消耗戦にしない)
運の設計で一番大事なのは、継続できることです。消耗戦にすると必ず負けます。
ガチャは外れが続くのが普通です。外れが続いたときに心身が削れすぎる設計だと、途中で回すのをやめてしまいます。だから、
- ずっと回し続けられる頻度に落とす
- ルール化して、気合いを使わない
- 健康(睡眠・運動・回復)を最優先で守る
この「定常的に回し続けられる仕組み作り」が重要になります。
例:毎月回すガチャの設計
たとえば、こんな感じです。
- 仲間ガチャ
- 交流会:毎月、コミュニティに参加して交流会に出る(出会いの母数を増やす)
- 装備ガチャ
- ブログ記事やYouTube投稿:毎月、継続して投稿する(どれかが伸びて収益化や案件につながる)
- 装備ガチャは「ずっとやっておく」と強い。なぜなら、
- 話のタネになり、自分の説明(自己紹介)として使える
- 仲間ガチャ(交流会)で応援してもらいやすくなる(活動実績が見える)
- ステージガチャ(市場・職場・業界の移動)でも自己紹介の武器になる
- 高コストガチャ(事業)でも、信用・実績・顧客理解のベースになりやすい
- ブログ記事やYouTube投稿:毎月、継続して投稿する(どれかが伸びて収益化や案件につながる)
- 高コストガチャ
- 事業を小さく始める。
- 業界調査、競合調査、顧客の課題整理、収益モデルの仮説づくり など
- 事業を小さく始める。
ポイントは「無理なく続けられる」ことです。
ストレスが少なく、健康を阻害しない形に落とし込む。
そうすると、ふいに当たりが出たときに疲れていないので、そこに時間を投入できます。
当たりは、追加投資できた人ほど大きくなります。
おわりに
遺伝子は種族値なので、基本は変えられません。だからこそ、勝ち筋は運です。
どこからか落ちてくる運を待つのではなく、運は取りにいくものです。
ガチャを回す設計をして、回数を増やす。
外れが前提でも倒れないポートフォリオを組んで、淡々と回し続ける。
これができると、遺伝子以上のパフォーマンスを出せる瞬間が作れます。
運を設計して、楽しい人生を歩みましょう。


コメント